のんき者の近況(新・彦根藩侍物語ページ作成準備中…)

只今先年刊行した『井伊直弼史記-若き日の実像-』の続編に続く『井伊直弼史記-大老の真実-』を執筆中であるが、併せて彦根井伊家を藩屏筆頭の雄藩に育て上げた井伊直孝の創業記を、軍事史を中心にまとめようとしている。
これは未発表の戦時資料が尨大に現存するので、この記録解説集成である。
既刊『井伊軍志』の続編でもある。拙子の余命と現存する関係重要史料の大群との決戦である。これは大げさな表現ではない。懸命にやらなければならないのに、こんなことを書きながら私はのんびりしている。自分で自分をみてもそう感じる、焦る気持ち、追い立てられている気分は全くない。天はまだ生きる力を支えてくれるらしい。これは不思議である。八十四歳になんなんとしているのに・・・。
しかし時に、妙に居心地の悪い椅子に座ったままでいるような、落ち着かない気持ちを感じることはある。およそ三百年間陽のもとに明確に示されたことのない数万の侍たちの魂魄が、この今の時々一瞬の間にも明減しては消えてゆく。急ぐべきであろう。そうだ急がなければならない。——とまれ頑張ります!
まずとりあえず、旧著『彦根藩侍物語』から一部を再録し、新しい赤き鬼どものものがたりに取り掛かろうと思う。
(令和八年十月初日)

コメント