★新史料からの特報③苗字不定だった直政と「悪役」小野氏

新史料からの特報④

苗字不定だった直政と「悪役」小野氏

○井伊直政の父肥後守直親は直政の母の父(奥山親朝)によって今川に内通を密告され殺害された。小野但馬のざん言によるものではない。これには匿された事情がある。直親は大変なプレイボーイであった。

○直政は二才の時既に今川に拘束され安倍川に於て処刑が決定していた。それを命に代えて助けたのは新野左馬助である。直政は以後新野の養い子になってそこで育った。直政は初め奥山、ついで新野、そして松下をなのり家康に仕えて漸く井伊に復した。その間井伊氏後継となっていたのが他ならぬ井伊次郎直虎であった。井伊次郎直虎の正体はやがて公にされることになる。

○奥山朝利は小野但馬に殺されたのではない。殺害したのは今川氏真の密命を帯びた大村弥兵衛高信である。大村は氏真より感状を十通以上受けた大豪の者であることが傍証されている。それにしても小野氏は一方的な悪役にされている。これは事実ではない。