★ドラマには関係のない 近年定説化の井伊直虎=次郎法師説の大きな問題点

ドラマには関係のない

近年定説化の井伊直虎=次郎法師説の大きな問題点

①断定の史料検証がなされていないまま、史学上定説化されてしまっていること。

②『井伊家伝記』は江戸中期に書かれたものであるが、そこには善意の作為・虚構がある。

にもかかわらず、近頃の史家がこれを信じ史料採用したこと(但、この書にさえ直虎の名は出てこない―短絡)。その結果井伊直虎物語即次郎法師のことは殆ど全てこの書冊を典拠としてしまった。

③永禄11年8月4日付、「関口氏経」より「井次」宛文書中「井主」を井伊家の当主とし、「井次」を同人、すなわち次郎法師還俗後の井伊次郎とし、同年11月9日付関口氏経、次郎直虎の直虎を「井次」すなわち井伊次郎直虎とした。

結論的には以下のごとくである。

次郎法師=井次=井伊次郎=次郎直虎

(以上は一通しか伝存しない井伊直虎文書をもって、想像的に二人の人間を一人につなげてしまった短絡的誤解、勘ちがいの結果である。)