歴史の
忘れ物
バクの夢枕
![]() 実際に使用されたバクの夢枕。 内側に香を焚いたあとがある。慶長5年、中嶋——氏所用の銘ある希少遺品。 | ![]() | ![]() |
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バクの枕香炉
このコーナは、長い歴史のことごとの間にその隙間から洩れ落ち、忘れられた品々を紹介します。いわば歴史の落とし物の拾遺筐です。往時の人々の生活をしのぶのも亦々一楽でしょう。
![]() バクは悪夢を喰い、幸せな眠りを招くという。見事なゆとりの彫抜はみているだけで心が癒されるようである。江戸前期の作。 | ![]() | ![]() |
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漆絵南蛮人図煙硝入
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火薬入れに日欧従来の南蛮人を意匠にとり入れた図柄は珍しい。莨は何処の産地のものであったのだろう。いかにも旨そうである。
馬鋏
上級武士の乗用馬に用いられた馬鋏(ばさみ-馬の鋏)。これでたてがみや尻尾の毛を切り揃えた。
現存遺物はほとんどない。
![]() ごく一般的な馬鋏。但、竹の容器と共に遺っているのが貴重。 | ![]() | ![]() |
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![]() 埋忠 の在銘の珍品。は | ![]() |
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![]() 家紋を図案化した豪華なもので、上杉景勝所用。梨地み竹に雀を高蒔絵する。同家の定紋である。 | ![]() | ![]() |
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切り柄(試し斬り柄)
刀の試し斬りの時に使われた、特別な柄。
本時代物は経眼本品のみである。
![]() 切り柄(試し斬り柄) | ![]() 『首斬り浅右衛門刀剣押形下巻』より、斬り柄の資料 (福永酔剣編著,雄山閣,昭和45年12月25日) | ![]() |
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石棒
五穀豊穣、子孫繁栄の為の祭祀用石棒。縄文時代
![]() 石棒 | ![]() |
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柳生宗矩のうた
天下著名の柳生流兵法家宗矩のうた。
大津の名所走り井で一服したときの珍しい自筆詠唱。但馬守宗矩はいかなる用事で逢坂に至ったのか。天下の大目付の秘用が窺いたいものである。
その他日本最古のかつおぶし、戦陣携行の漢方薬などなど順次公開予定です。
(以上、井伊達夫採集史料写真)
![]() 柳生宗矩自筆短冊 |
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